新宮 州三
新宮州三
内包する工芸
2023.11.18sat-12.3sun
10:00-17:00
close/wednesday,thursday
新宮州三/11.18sat
online/11.29wed 21:00-12.3sun 16:00
内包するエネルギー
京都京北に工房を構える木漆芸作家、
新宮州三氏の921gallery初めての展示会を
開催いたします。
新宮氏の作品を初めて拝見したのは
15年ほど前に長野県松本市で。
彫刻家榎本勝彦氏に影響を受け、
この仕事を始めた新宮氏は
その後漆と出会い、本格的に輪島で漆と向き合う。
次第に工芸の魅力にはまり、
ここ数年は器を中心とした作家として活動しています。
しかしながら原点の彫刻へのあこがれは
消えることなく、工芸という枠の中で
彫刻のような内包するエネルギーを器に託し
制作を続けています。
見いるような造形力と
野性み溢れた鑿跡と漆のマチエールは、
美しい陰影を生み出し、
アートと工芸を行き来するような無境の作品です。
この度の展示会では新宮氏がいつも開催する器展とは
違った、工芸という枠にとどまるものではなく、
内包するエネルギーを持った工芸として
大きなボウルの刳りものや指もの、
挽ものも含め一点ものを中心とした展示会となります。
皆様のご来場お待ちしております。